リフトの乗り方と降り方

平地など、ゲレンデのセンターハウス付近での基本練習の後は、斜面で滑るためにリフトに乗ることになります。

乗り降りのコツは、リフトのスピードに合わせることです。

リフトの動きに逆らうとボードが引っかかって転倒、ケガする可能性があります。

最初は戸感いますが、リフトの動きをよく見て落ち着いて乗り降りしましょう。

リフトが回ってきたところで落ち着いて座り、降り場に来たところで立ち上がりましょう。

混雑時は他の利用者と相乗りすることもあるので、乗り降りする際は周囲に気を配ることを忘れないようにしましょう。

リフトの種類

リフトには1人乗りから4人乗りなど、さまざまな種類があります。

3人乗りや4人乗りのスピードの速いリフトは、乗降位置で減速するので、慌てることなく安心して乗り降りができます。

ゴンドラは、ボードを備え付けの収納スペースやゴンドラ内に持ち込んで乗り込みます。

  • 1人乗りリフト(シングルリフト)
  • 2人乗りリフト(ペアリフト)
  • 3人乗りリフト(トリプルリフト)
  • 4人乗りリフト(クワッドリフト)
  • ゴンドラリフト

リフト乗り場の改札ゲートの通り方

リフト券は、大まかに紙チケットとICチップ内蔵チケットの2種類に分けられます。

紙チケットはリフト券ホルダーなどに入れ、リフトの係員に提示します。

ICチップ内蔵チケットはリフト乗り場の改札ゲートにかざすと、バーが開いて通ることができます。

最近では、ICチップを採用しているスキー場が増えてきています。

リフト乗り場での並び方

リフト乗り場でリフトが来るのを待つ時は、ボードを進行方向へまっすぐ向けて横一列に並び、隣の人の邪魔にならないよう注意しましょう。

レギュラーとグーフィーの人が混在する場合、お互いにボードがぶつからないように、グーフィーはレギュラーの人と背中合わせになるように左端に並ぶのが良いです。

リフトの乗り方

  1. バインディングのハイバックを立てたままだと、ハイバックが地面とリフト座面に挟まれて危険なため、バインディングのハイバックは倒しておきます。
  2. 順番が来たら、リフト係の指示に従って乗車位置までスケーティングで進みます。
  3. 乗車位置では、エッジが引っかからないようにボードを進行方向へ真っ直ぐ向けて、リフトが来るのを待ちます。
  4. リフトが近づいてきたら、後ろ足をつま先側に置き、後ろの手でリフトを軽く押さえて座ります。
  5. リフトに座った後は、ボードを装着していない方の足がリフトに巻き込まれないように前に持ち上げておきます。
  6. ボードは進行方向に真っ直ぐ向けたままボードが雪から離れるまで待ちます。
  7. ボードが雪から離れたら、深く腰をかけて座ります。
  8. セーフティバーが付いているリフトの場合はセーフティバーを下げます。

リフトの降り方

リフトの降り方は、初心者にとって最初の壁になります。

なぜならリフト降り場では、直滑降から停止ができないだからです。

従ってリフトに乗る前に、前足だけをボードに装着した状態で、スケーティングや直滑降からの停止などの基本技術を練習する必要があります。

  1. リフト降り場が近づいてきたら、ボードを進行方向へ真っ直ぐ向けて降りる準備をします。
  2. リフト降り場に着いてボードが雪面についたら、座ったまま後ろ足をボード上のデッキパッドに乗せます。
  3. ボードを進行方向へ真っ直ぐ向けて、降りる指定のラインまで待機します。
  4. 降りる指定のラインまで進んだら、後方の片手でリフトを押さえるようにしてゆっくり立ち上がります。
  5. 安全に止まれるところまでゆっくり滑り降りていきます。
  6. 止まる前に後ろ足を雪上に降ろしてしまうと、ブレーキがかかって転倒する可能性があるため、止まるまで後ろ足はデッキの上に乗せたままにします。
  7. リフトから降りたら、後続の人がリフトから降りてくるため、リフト降り場付近では立ち止まらないようにします。
  8. 万が一転んでしまったらすぐに起き上がって端に避け、後方の人の邪魔にならないようにしましょう。
  9. バインディングはコース脇で装着しましょう。

リフトのルールとマナー

リフトに乗車中の数分間は、カラダを休めたり景色を楽しんだり、リフレッシュできる時間でもありますが、他の人に迷惑をかけるような行為はNGです。

マナーを守ることが、安全面にもつながるため、最低限のマナーとルールは覚えておきましょう。

  • リフト乗場の列に割り込まない。
  • 列に並んでいる時やリフト乗車中に周りの人のスキーやボードにぶつからないようにする。
  • 大声で騒いだりしない。
  • 係員の指示に従う。
  • 混雑時は前につめて空席をつくらずに乗る。
  • リーシュコードを装着する。
  • リフトを揺らすなど、リフトの上で危険な行為をしない。
  • リフトの上から物を落とさない。
  • リフト降り場からは速やかに離れ、バインディングはコース脇で装着する。

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